あなたの会社は、『組織の壁』を壊すことができていますか?
そう問われて、うちの会社は大丈夫だ! とすぐに答えられる会社はどのくらいあるのでしょうか?
現在、多くの日本企業は縦割り組織の弊害に悩んでいます。
経営層と管理職の壁、本社と現場の壁、上司と部下の壁、社員同士の壁、さらに部署同士の壁・・・。
このように至る所で「組織の壁」は存在して、企業の成長の妨げになっているのが現状です。
しかし、壁の存在をあまり感じていない経営層がおこなう組織改革に疲弊している組織や、もう既に諦めて淡々と日々の仕事をこなしているだけになっている組織など、意外と多いものです。
なぜならば、会社の成長とともに「組織の壁」は高くなるのですが、同時にその壁は感じなくなるというよりその存在に諦めてしまっているのが現状かもしれません。
そしてその壁は、確実に組織を蝕み成長を止めていっているのです。
なぜ、組織改革が難しいのか?
よくある理念教育やビジョン教育からの組織づくりは、もはや役に立たない時代です。
なぜなら、組織を上部からトップダウンで枠に収めることは既にできない時代だからです。
経済が右肩上がりの時は、ある程度その波に乗って企業は成長していくことができますが、その流れが止まった途端、企業の成長もストップします。
そこで、様々な事業戦略の見直しからくる組織改革が必要になってくるのですが、既に存在している「組織の壁」がその改革を阻み、多くの企業がそこで苦しむ状況に陥りますが、改革はできずになんとなく中途半端に終わっていることが多いことか。それが今の日本の企業の現状でもあります。
今の社会は価値観の多様化が進み、個人の考えが尊重される時代です。
そこで、組織の価値観と個人の価値観がずれてくるというより、若い世代ではそもそもその考える土台になる根っこの部分が異なっているので全く違う次元の価値観の相違が起こっています。
この根っこの部分の違いは理解できるが、それをどのようにしたら良いかがわかっていないところにこの改革の難しさがあります、
したがって、既存の組織論ではもう既にまとめることやその手法で改革することはできないのが実情です。